はじめに
現在27歳になる筆者・福タイロンですが、改めて「勉強をやる意味」についてじっくり考えました。
よくある回答
中学生や高校生に「なぜ勉強をするのか?」と聞くと、多くの人がこう答えます。
いい〇〇に入るため。
この〇〇には、「高校」「大学」「会社」などが入ります。
実際、当時の自分もそう答えていたと思います。
27歳の筆者が考える「勉強をやる目的・意味」
勉強をやる意味は大きく3つあるんじゃないかと思います。
- 基礎的な学力の育成
- 学び方の習得
- 選択肢の増加
「基礎的な学力」「学び方を知る」「多くの選択肢」は、人生を豊かにする上で欠かせない要素だと思います。
それぞれ、見ていこうと思います。
基礎的な学力の育成
なにをやる(仕事や事業、社会勉強など)にしても基礎的な学力は必要です。大学・高校までの勉強はそれを育成していると強く思います。
たとえば、
- 仕事のやり方を覚える。そのためには、会話をしっかり理解する必要がある(国語)
- 資産形成したいので投資で利回りを計算する(数学)
- 税金の計算をする(社会、数学)
- 駅まで行きたいので、時間を知りたい。距離からざっくり計算したい。(数学)
- 節電する(理科)
など、なにをやるにしても、まず土台となる基礎的な学力が必要です。
特に数学や英語は非常に多く使う場面が多いです。
これらの学力がないと苦戦する場面は多い気がします。
学び方の習得
大人になっても、勉強しなければいけないことは結構あります。
- 仕事の内容
- 投資の勉強
- 生命保険をはじめとする保険関係の加入
- 税金・社会保険・年金のしくみ
- 家計管理
- 法律
と結構やらなければいけないことは多いです。
特に、お金に関する勉強は多いです。(お金に関する授業は義務教育にいれるべきです)
これらは、自分である程度は学習する必要があり、どのように学習すればいいかわからないときついです。
これ以外にも、自分の興味があることなどについても調べたりすることなどあったりします。
筆者も、ソフトボールや野球のルール、技術のメカニズムなど、適宜勉強しています。
勉強に終わりはありません。
日本では、勉強をしない大人が他国と比べると多いみたいですが、自分は信じられません。
学びを終えたら、あとは朽ち果てていく一方だと思います。
人生もきつくなります。学びは止めてはいけません。人生を豊かにするためにも必要です。
学び方を覚えるのも、学校の勉強をする大きな理由の1つだと個人的に考えています。
選択肢の増加
勉強できると、
- 知識が増え趣味が広がる
- 高学歴になりやすいので就職の選択肢が広がる
- 理系の勉強(特に工学)は世の中で多く使われているため就職の選択肢が広がる
- 勉強はできるとどの分野にも応用が効きやすいので、様々なことに挑戦できる
以上のように選択肢を増やすことができるのは、生きやすくなると思います。
また、自由が増えるということでもあり、いろいろな可能性を持てることは人生を豊かにしてくれると思います。
いい〇〇に入るためはそこまで重要じゃない
よく出る回答で「いい会社に入ること」は、先ほど述べた選択肢の増加の1つに過ぎないと思います。
そもそも、いい会社に入ったとしても人生が豊かになるとは限らないですし、どんなにいい会社に入っても一生そこで働くとは限りません。
さらに、いい会社へ入るとは「労働条件のよい労働者になる」ということです。しかし、労働者は、金を稼ぐうえで非常に不利な立場です。
日本やアメリカといった先進国は資本主義経済のため、労働者は基本的に株主のために働く立場であり、
より豊かに生きるためには、株主側=資本家側に回ることが大切だったりするわけです。このように、世の中の仕組みに気付くことのほうが重要だったりするわけです。
つまり、勉強をして知識を得て、世の中の仕組みに気付く。そして、そして搾取されないようにする。
僕はこの考えのほうが重要と考えています。
知識やスキルは、自分を守り、人生を豊かにしてくれます。そのためにも、少年少女にはしっかり勉強をする癖をつけてほしいなと思います。
特に力を入れてほしい教科
結論から言うと、以下の2つです。
- 数学
- 英語
この2つは、時間をかけなければ身につかない教科です。
- 数学 → 論理的思考力を鍛えることができる。生きていくうえで大切な思考力を鍛える素晴らしい教科。しかも数字にも強くなれる!
- 英語 → 世界の共通語を使えることで、生き方の選択肢が増える。どこの空港へ行っても必ず英語の表記はあります!
子供の勉強と大人の勉強の違い
種類 | 特徴 |
|---|---|
子供の勉強 | 基本的に「言われたことをやる」 |
大人の勉強 | 「自分で選んだ道を学ぶ」 |
大人の学びは、自分の人生をデザインするための、「やりたいこと」の勉強になります。
その「やりたいこと」の勉強には、小中高で培う基礎的な学力(土台)が必須となります。
時間のある今のうちにしっかりと基礎を固めておくことで、大人になってから本当に必要な学びがスムーズに進められます。だからこそ、今、頑張って勉強に励んでほしいのです。
将来を担う子供たちへメッセージ
勉強は「いい高校・大学・会社に入る」だけではなく、人生を豊かにするための道具なのです。
また、自分の可能性を広げるための道具です。
大人になってからも、勉強は続きます。
そして、手に入れた知識は誰にも取られないです。
また、知識があれば、自分や大切な人を守ることもできます。
なので、今の勉強はつまらないかもしれないですが、いつか必ずやってきたことが何か関係のある形で実を結ぶと思うので、頑張ってほしいです。
感想
筆者が児童・生徒だった頃、「なぜ勉強をするのか」を教えてもらった記憶はほとんどありませんでした。
しかし、それはよくないと思います。
何事も、目的あっての行動だと思うからです。
目的のない行動は、どこに向かえばいいかわからないので、成長もしづらいですし、何をすればいいのかも見えてきません。
しかし、いざ自分が勉強をする意味・目的を考えると意外に難しかったです。
長い時間をかけて、なんとか書き綴りました(笑)。
なんとか、この記事がみなさんの役に立てればうれしいです。
さいごに、
勉強は、終わりのない人生のトレーニングのようなものです。
考える癖を今の若い世代にはつけてほしいなと思います。
そして、知恵を振り絞って、自分の人生を豊かにしてほしいと思います。
自分が豊かになったら、つぎは、周りの人を、世の中を豊かにしてほしいと思います。
