経歴
- 26歳男、5月生まれ
- 2022年に新卒で中小IT企業(SES企業)に入社
- 2024年7月中旬に退職
- 同年8月から10月まで北海道でリゾートバイト
リゾートバイトに行った理由背景
結論は以下です
では1つずつ解説します。 一回、
生まれ故郷と違う場所で働いてみたい
という想いが大学時代からありましたが、行けずに社会人になってしまいました。 そんなこんなで、新卒で入社して社会人となってしまいました。しかし、去年の6月ごろに仕事で病んでしまいました。そのときに、
「なんで一回きりの人生、こんなことにならんとアカンのだ!!!」
と心底悔しくなってしまい、来年の夏(つまり2024年の夏)には仕事辞めてやろうと思いました。 また、そのころ、ちょうど
Mrs.GREEN APPLEのMagic
という曲のMVがYouTubeで公開されました。 Magicの歌詞といい、曲といい、当時の自分にピッタリな曲でした。 歌詞の中で
自由でいいよ
気楽でいいよ
思ってる以上に
と当時の僕には深く刺さりました。 そして、このMVを見て頂けるとわかりますが、北海道で撮影されてます。 この曲を聴いてMVを見て、自分自身に、
「北海道に行って自由でいいよ」
と言い聞かせました。 さいごに、同時期に仲の
良い友人が警察官をいきなりやめて、北海道へ酪農しに行った
のを目の当たりにして、すごくうらやましいと思いました。同時に、行動力もすごいなと感心しました。 そういった、
仲間の行動にも触発されて
自分も北海道行ってみようかなと思いました。 これら3つの動機が混ぜ合わせあって、
「来年の夏仕事を辞めて、北海道にリゾートバイトしにいこう。」
と決心しました。
- リゾバ自体には大学時代から行ってみたいと思っていた
- 去年病んだときに、ある曲を聴いて北海道にいきたいと感じた
- 友人が警察官やめて北海道へ酪農しにいった
勤務地と仕事内容の概要
働いた場所(リゾート地の紹介)
北海道の留寿都村にある ルスツリゾート の ゴルフコース で8月上旬から10月上旬までの約2か月働きました。 自分の中で働く希望は2つありました。- 身体を動かせる仕事
- インバウンドで時給が高めの場所
賃金関係
リゾートバイト.comで応募し、 時給は1200円 でした。 月の給料は 手取りで18万円(残業10時間程度) でした。 ですが、 寮費が7000円 とめちゃくちゃ安かったので助かりました。光熱費込みです。あと、田舎だったので金を使わないので金は貯まります。寮生活
寮は職場から 約8km 離れており、ドアtoドアで 約20分 でした。 風呂トイレキッチン共用で、部屋には小さな冷蔵庫とテレビベッドがありました。 なお、布団は月1200円のレンタル制でした。 自分はキャンプ用品をもっていったので、ベッドは使わなかったです。 部屋は狭く6畳程度です。しかし、寮費は7000円と格安ですので、すごくありがたかったです。 風呂も大浴場ですが、シャンプーなどの体を洗う用品などは揃えないといけません。具体的な業務内容
ゴルフ場のコース管理を行っていたので、基本的に芝やバンカーをはじめ、ゴルフ場の整備を行います。 以下列挙します。- グリーン刈り(基本的に毎日行う)
- バンカー均し(基本的に毎日行う)
- フェアウェイ刈り
- ティー刈り
- アプローチ刈り
- ラフ刈り
-
その他の芝刈り
- ホールとホール間にある林帯刈り
- カートコース沿いの草刈り
- 木の根周りの草刈り など
-
落ち葉拾い
- ブロワーで落ち葉を集める
- 落ち葉をトラックに積む など
- 肥料巻き
仕事の流れ(タイムスケジュール)
ゴルフコースの朝は早いです。ゴルフ客は平日8:00スタート、休日7:30スタートなので、その1時間半前の 平日6:30、休日6:00出勤 です。 そのため、- 平日は06:30-15:30(残業する場合は17時まで)
- 休日は06:00-15:00(基本残業なし)
仕事 | 時間 | 備考 |
---|---|---|
ミーティング | 10分程度 | 担当を確認します |
一次作業 | 2-3時間 | グリーン刈、バンカー均しなど、重要な箇所を客が来る前に整備します |
休憩 | 40分 | いったん休憩です、朝が早いのでこの時間は腹が減ります。なので、コーンスープを飲んでました |
二次作業 | 1-3時間 | 刈払機や専用の機械でカート通路や林帯などの芝を刈ります |
昼食 | 1時間 | 12:00-13:00で休憩 |
二次作業の続き | 2時間~2時間30分 | 寒くなってくると落ち葉がかなり多くなるので、ブロワーなどを使い落ち葉をきれいに集め処分します |
定時 | 平日は15:30で土日祝は15:00です | |
残業 | ~1時間30分 | 休日は基本定時で、平日は残業して17:00までです。残業は基本自由ですが、僕は定時であがるようにしました。 |
休憩や自由時間の過ごし方
休憩中はスマホみたり、仮眠したりしていました。普通に横になって寝れたのがまじでうれしかったです。エンジニア時代は客先常駐なので横になって寝ようもんなら、退場処分くらいそうでしたから。食事
職場近くに食堂があって、1食400円だったのですごく助かりました。メニューは少ないものの、栄養バランスに偏りなどはなく、ボリュームもありました。 サラダやごはん、そのほかのおかずはバイキング形式だったので、たくさん食べる人は追加で盛り付ければいいと思います。 出勤日の夕食はいつも食堂で食べてました。 しかし、休日は食堂までは距離があるので近くのコンビニで済ますことが多かったです。 倶知安には飲食チェーン店(すき家・山岡家)やマックスバリューなどがありますが、バイクで約30分かかるので、あまり積極的にはいかなかったです。 田舎のため、飲食店がかなり少なく、そこは不便を感じました。 みんな大好きマクドナルドも1時間以上走らなければいけませんし、本当に飲食店が少なかったです。 以下、従業員食堂。1食400円



休日数・休日の過ごし方
休日数は月5-9日と、エンジニア時代の完全週休2日制に比べるとやや少なくなりました。 休日は北海道の観光地をバイクで回ることが多かったです。 ただ、9月ごろに朝と夜は寒くなり、バイクしかなかったので、外出はやめて寮でパソコンいじってることが多くなりました。リゾートバイトのよさ
- 金をもらいながら旅行気分でいれる
- その土地のことを理解できる
- 自分の住んでる土地の良さを再確認できる
- これまで違った人と出会える
- 現地の人たちと働ける
- 新しい職種を経験できる
- 契約期間満了すると自信になる
リゾートバイトの大変だったこと
- 肉体労働(ブルーカラー)
- 北海道の厳しい気候
- ルーティーン作業
- 早起き
- 田舎すぎて不便
肉体労働(ブルーカラー)
出勤時は毎日6時ごろ出勤し身体を動かして労働するわけですが、結構大変でした。前職までエンジニアで、デスクワークだったので、フルタイムの肉体労働は初めてでした。 エンジニア時代は、毎日8時間デスクワークで嫌だと思っていたわけですが、毎日8時間肉体労働もこれはこれできつかったです。この仕事が一生続くと考えると、すごく大変だなと思いました。 しかし、よいこともあり- 健康にすごくいい
- ストレスがたまりにくい
北海道の厳しい気候
北海道は本当に厳しい気候でした。温暖化により、数年前よりも暖かい日が増えたと言えども、9月中旬の朝の最低気温は5度の日とかありました。バイクでゴルフ場まで通っていたので、朝の寒さはかなりキツかったです。日中は15-20度近くまで気温が上がりました、寒暖差が激しいのも特徴ではないかと。ルーティーン作業
覚えることはそれなりにありましたが、覚えてしまえば基本的にルーティーン作業なので、正直1ヵ月半ほどで飽きてしまいました。自分にはルーティーン作業向いてないなと感じました。早起き
自分自身、早起きは得意な方でしたが、4時台の起床が連続で続くと結構きつかったです。弁当も作ってましたので 起床後に弁当をつくるのも面倒でしたし、大変だなと感じました。田舎すぎて不便
北海道の田舎はレベルが違います、本州の田舎と比べてはいけません。遊ぶ場所もなければ、食う場所も少ないです。僕は羊蹄山の麓の喜茂別町に住んでいましたが、喜茂別町には飲食店が3店舗、コンビニ3店舗、スーパー1店舗です。 もちろん、飲食チェーン店はなく、そういった店にいくには、俱知安町という街にバイクで30分かけないと到着できないです。で俱知安町に行くわけですが、飲食チェーン店はすき家と山岡家しかないです(北海道の山岡家の多さには驚かされます)。 たとえば、スシローなどの回転寿司、焼肉きんぐなどの焼肉、丸亀製麺などが食べたいとなると、札幌か苫小牧、小樽まで出ないと食べれないのです。これらの街に出るには1時間以上かかるので、ふらっと行ける距離ではないのです。 休みの日などに食べたいものを食べれないことに一番不便を感じました。 そのため、食欲に対する誘惑がほぼなかったので、2か月で5kgも痩せてしまいました。健康的な生活ではありますが、ここまで田舎だと結構きつかったです。でも、いい経験にはなりました。出会いと人間関係
職場の人間関係
約10名の職場で、全員男性でした。50代が多く、26歳の自分は一番若く、その次が30歳、40歳と続きました。 人間関係はかなり良好で、嫌な人はいなく、みなさんとても優しかったです。別れの時は、涙が出るくらいでした。 このとき、僕のほかにリゾートバイトしにきてた方が二人いましたが、二人とも 「ここの職場はかなり当たりだから、勘違いしないほうがいいよ。人間関係も仕事内容もかなり良好だから。もっとひどいところはたくさんある。」 と教えてくれました。 なので、リゾバの当たり外れは正直運です! ただ、僕の職場は当たりでした。 それと、肉体労働のため、約2か月間は職場の方とともに汗を流して働きます。 ともに汗を流して働くと仲間になるという言葉があるように、非常に親密感というかなんというか、仲間意識が生まれました。印象深いと思ったこと
職場はみんなノンストレスで時間に追われることとかはほぼないです。また、大自然の中で身体を動かしているのも良いことなのか、ストレスがたまらないと思います。 そのおかげか、職場の方は実年齢より若々しい人が多かった印象があります。 ストレスは若々しさにも影響を与えているのではないかと感じました。リゾートバイトを通じて得たこと
非常に学びが多く、勉強になりました。感動もし、心にエネルギーをチャージできたと思っています。 この2か月で非常に素晴らしい経験を手に入れることができました。
以上のように、これまでになかったような新しい経験や価値観を手に入れることができ、すごく心躍る、感動する経験ができました。 自分は元々愛知在住で、生まれ育ちも愛知で、一人暮らしをしたことはなかったです。 そんな自分の初めての一人暮らしが北海道で、さらに北海道で働いて仕事をするなんて数年前は全く想像していなかったでしょう。本当に貴重な経験だと思います。 また、北海道の気候はとても厳しく、9月中旬には朝の気温が1桁なので信じられないです。ただ、日中は20度近くまで上がるので寒暖差が激しい。
- 見知らぬ土地での生活
- 新たな発見
- 当地の魅力
- 当地の生活
- 北海道の厳しい気候
- 愛知とは全く異なる
- 放射冷却が激しいので、朝が寒い
- 北海道の大自然
- 本州じゃ考えられない壮大な自然
- 田舎すぎる
- 人口密度の低さ
- 全く違う人間環境
- 全く違った仕事内容
- 北海道での生活
- デスクワークは身体に悪い
- デスクワーク職ならば定期的に運動
- ストレスもたまりやすいので注意
- 共に汗を流した仲間との別れはつらい
- 肉体労働でしか得られない感情
- 自分が住んでいる環境がいかに恵まれているか認識(飲食店も多い)
- 他人と比べる必要は全くないこと
- 実際他人と比べなくてよいと巷では言われてるが心の中では比べてた
- この言葉の意味が本当に理解できた
- 実際に他人と比べずに生きてる人が多かった
- 他人より良い生活をしようなど考える人がいなかった
- 元気になった、今後の人生も頑張ろうと思えた
リゾートバイトをこれからする人へのアドバイス
まずは、もし迷ってる方がいれば、ぜひ行ってみてほしいです。 本当に感動しますし、新しい発見や経験ができます。心にエネルギーがチャージされ元気になることでしょう。 人生一回きりなので、心躍る経験は多くしたいですよね。
など使い捨てできるものを中心に使っていました。 あと、自炊を行うならば鍋やボウルなども必要となります。自分はバイクで北海道までいったので、鍋やボウルなどは寮に到着後実家から送ってもらいました。
などです。もっと詳しく知りたい人はおすすめの書籍からご覧ください。
勤務日までに準備・やっておくと良いこと
基本的に生活用品は現地で調達すればいいんではないしょうか。 自分は皿洗いなどするのが嫌だったので基本使い捨て容器を使用しました。- 割り箸
- 紙コップ
- 紙皿
- 延長コード
- ハンガー
- 洗濯用洗剤
- 弁当箱
- 鍋やボウル包丁などの調理器具
- ティッシュ・キッチンペッパー
- 現地で遊ぶ
- 勤務が始まると大きな連休は取れない
- 可能なら就業前に現地で大いに遊ぶべき
選び方や注意点
個人的に感じたことは- 寮は個室部屋
- 寮や住処は不可欠
- 寮は個室にすべき
- 通し勤務がよい
- 食堂は欲しい、自炊は面倒
まとめ
リゾートバイトの総括、感想
なかなか、会社辞めてリゾートバイトに行くということは普通ではできないし、すごく貴重な経験になりました。 こんなにワクワクし、感動し、心躍る経験は小学生のときに行った長野県白馬村の旅行以来でした。 振り返ると、2年4か月勤めていた 会社員時代(エンジニア)は本当にワクワクがなく、淡々と過ぎていく日々だったんだなと感じました。 2年4か月に発生した感動の合計を合わせても今回のリゾートバイトには敵いません。それほど、今回のリゾートバイトはとても感動したもので、会社員時代はくそつまらない日々を過ごしていたんだと改めて感じました。 このまま、会社員辞めずにリゾートバイトをしていなかったら、こんな感動もできなかったし、さらには興味が薄れてリゾートバイトにも行ってなかったのかもしれません。 本当に人生損するところでした。 やはり、 やりたいことがあったらすぐにでもやらないといかんな と強く思わされました。 そして、今回強く思ったことは「人生のために仕事をする。仕事のための人生にしてはいけない。」
今後の目標
リゾートバイトを経験したことで、明確な目標ができました。それは、人生のために仕事をしたいので、時間と場所を選ばない仕事を自分で頑張って作ろう
番外編-1:北海道でおすすめの場所
この2ヵ月で職場で教えてもらった場所や自分が行った場所で北海道のおススメのところを紹介します。
昆布刈石展望台 1 (2024)
昆布刈石展望台 2 (2024)
みさきの紫ウニ丼 (4980円)
積丹半島神威岬
積丹ブルーです
魚金食堂のスペシャル海鮮丼(2200円)[/caption]
左:チーズバーガー、右チャイニーズバーガー[/caption]
昆布刈石展望台 2 (2024)
やきとり弁当小[/caption]
やきとり弁当(塩だれ豚バラ)[/caption]
競馬関係
牧場やスタリオンステーションが多く、競馬好きならぜひ足を運んでみてください。 僕は、ブリーダーズスタリオンステーション、ばんえい競馬の帯広競馬場、JRAの札幌競馬場へ行きました。絶景地
昆布刈石展望台
ミセスのMagicのロケ地ということで、バイクでいきましたが、もう日本と思えない壮大な景色でした。場所が帯広の方なので、札幌から遠いところが難点ですが、時間あればぜひ行ってほしいです。

積丹半島
こちらは札幌から比較的アクセスしやすい場所にあり、海が青くてとてもきれいです。積丹ブルーです。とてもきれいでした。グルメはうにです。


グルメ
各地の回転寿司
北海道には、回転寿司屋が非常に豊富で、基本的にどこもおいしいです。 たいていの観光客はトリトンに行きますが、トリトン以外でも美味しいところはたくさんあります。 むしろ、トリトンは観光地化してきており、他の回転寿司よりも値段が高く混雑しやすい環境でありますので、自分はあまりお勧めしません。 トリトン以外に行くのが吉でしょう。僕が回った店舗で一番良かったのは銀次郎でした。エスコンフィールドから近いので、野球観戦ついでにどうでしょうか。魚金食堂
苫小牧市にある海鮮丼の店ですが、コスパよく最高でした。うおきん海鮮丼・スペシャル海鮮丼がおススメです。マルトマ食堂よりも魚金のほうがいいよと教えて頂きました。
ラッキーピエロ
函館近辺にしかなく、ハンバーガーがおいしいお店です。カレーライスなどもあります。チャイニーズバーガーという唐揚げをはさんだハンバーガーが一番人気ですが、僕はチーズバーガーの方が好きでした。チーズバーガーはモ〇バーガーに味が似てました!
ハセガワストア
こちらも函館近辺にしかなく、コンビニエンスストアです。普通のコンビニと違うのは、焼き鳥台があり、店内で焼き鳥を調理して売っているのが特徴です。 やきとり弁当が有名です。おいしかったです。

番外編-2:おすすめの書籍
リゾートバイト関係
初めてリゾートバイトに行く人など、わからないことも多いと思います。こういう場合は先人の知恵や経験談を借りましょう。 僕自身も以下の本を参考にしました。kindle unlimitedで読めますので、一か月だけ契約していろいろ勉強するのが良いと思います。自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと
やりたいことをやるためには、まず自由にならなければいけません。自由になるためには、どうすればいいかと僕自身もこれまでずっと考えてきており、今でも考えています。 思い返すと、会社生活も本当につまらなく、きつかったので、本当に自由になってやりたいことをやろうと思っておりました。 では、どうすれば自由に近づけるかを考えます。そのときに、とても参考になったのが以下の本です。 一番強く感じたのは、自由に近づくためには、ものを減らすこと